2008/12/30
2008年マーケット総括 ~ 十年に一度の大荒れ相場の結末は?
そろそろ2008年も終わろうとしていますが、皆さんの今年の投資成績はいかがだったでしょうか?
(失礼ながら)少なからず損を出している投資家の方が多いのが正直なところだと思われますが、
それもこの相場では仕方の無いことでしょう。
御覧になった方も多いかと思いますが、12月中旬の日経新聞に「08年運用通信簿」という興味深い
記事が載っていました。
これは「07年年末に100万円を金融商品に投資していたとしたら、今いくらになっているか?」と
いう内容の比較記事ですが、それによると下記のようになっています。(一部抜粋。概算)
・TOPIX連動ETF 54万円
・NYダウ連動ETF 52万円
・新興国インデックスファンド 36万円
もちろん同じカテゴリーでも銘柄によって値動きが違うので、あくまでも平均値としての情報では
ありますが、それにしても驚くばかりの大幅なマイナスとなっています。
まさに10年(100年?)に1度という形容詞がぴったりと当てはまる値動きです。
一説によると、2008年単年では投資家の9割は損をしたはずだとも言われていますが、確かに、
このような相場では、基本的に買い(値上がり益狙い)しかできない、現物株・投資信託・ETF
などの保有者は全くなすすべがありません。
ただここで注目すべきは、こんな相場であってもしっかりと利益を上げている投資家がいたという
事実ではないでしょうか?
結論を言ってしまえば、今年の相場は、CFD取引や信用/先物取引で「ショート(売り)戦略」を
駆使した人のみが利益を上げることができるという非常に特殊な相場でした。
つまり、2008年において、個人投資家のとるべき最善の投資戦略は、(100%結果論ですが)
CFD取引による、高レバレッジ&「売り建て」の組み合わせであったということです。
(*CFD取引は、信用取引/先物取引よりもレバレッジを効かせることができます。)
私個人は、企業の成長性に期待してじっくりと値上がりを待つという投資本来のスタンスを否定
するつもりは毛頭ありません。(むしろ得意な手法です。)
しかし、今回のような事態を前にして、やはり機動的に「カラ売り」を駆使することの重要性を
改めて認識させられたのも事実です。
我々が投資の世界にチャレンジしているそもそもの理由が、「儲ける」ためであることには誰も
異を唱えないはずです。
知識・経験・感覚を総動員して真剣にトライしている訳ですから、使える手はすべて使うべき
であり、当然に「売り」も有力な手段の一つとして活用しなくてはならないということでしょう。
日本人は「カラ売り」が苦手(あるいは嫌い)だとよく言われますが、この2008年の金融危機の
経験は、我々にとって下げ局面での投資戦略を見直す良い機会となったのではないでしょうか?
願わくば、今回の相場で損をした方々が、再び「投資から貯蓄へ」という流れに逆戻りすること
なく、引き続き積極的に投資の世界を楽しむことによって、より一層マーケットに活気が生まれる
ことを期待して2008年を締めくくりたいと思います。
皆さんにとって、2009年が素晴らしい投資YEARになりますように!!!






