2009/01/21
投資不振の中で、FXの株式版「CFD」に注目
CFD取引がニュースサイトで取り上げられていましたので、ご紹介します。
・・・もともと、価格変動が頻繁に起こり、動きの大きい株価指数や商品先物などの「値動き」に投資するプロ向け商品なので、「損するとFXの比ではない」とされる。そのため、欧米では個人投資家に規制を設けているところもあるほど。
FXではレバレッジが100倍、中には400倍という所もありますが、株式のCFDでは10倍から20倍の業者が多いです。
通貨の値動きは一日数%と小さいですが、株式は10%-20%動くことも珍しくないためです。
値動きを考えると、十分なレバレッジと言えます。
FXと同じ感覚でレバレッジを掛けるのではなく、値動きの大きさに合わせて調整することが必要です。
参考までに、私は以下の基準でレバレッジを決めています。
・エントリーする前にロスカットラインを決める。
・ロスカットラインを割り込んだ時の損失額(=許容リスク)が資金の一定割合になるよう、レバレッジを調整する。
短期トレードでは、一般的に5%以内、つまり20回連続で負けても耐えることが出来る程度が、1回のトレードの許容損失額の目安とされます。
例として、値動きが10%程度の株式でトレードする場合を挙げます。
・資金:100万
・許容損失額:5万(許容リスク5%)
・対象銘柄の価格:1000円
・ロスカットライン:950円(値動き10%の半分、5%)
とした時、
保有CFD数は、
5万(許容損失額) ÷ 50円(ロスカット時の下落価格) = 1000CFD
となります。
この時の持ち高は、
1000CFD x 1000円(対象銘柄の価格) = 100万
となり、資金100万に対して、100万の建玉ですので、結果としてレバレッジを使っていません。
これが値動きが2%程度の通貨になると、
・価格:100円
・ロスカットライン:99円(値動きの半分、1%)
・保有CFD数:5万(許容損失額) ÷ 1円(ロスカット時の下落額) = 50,000CFD
・持ち高:50,000CFD x 100円 = 500,0000円
となり、5倍のレバレッジがかかっていることになります。
許容損失額やロスカットラインの設定は色々な考え方がありますが、少なくともレバレッジは、対象商品の値動き(ボラティリティ)が大きくなるほど、小さくすべきということがお分かり頂けると思います。
これは、ポジションサイジングと呼ばれる考え方で、許容損失額と値動きの両方から、ポジションの大きさ(=レバレッジ)を決めます。
レバレッジありきではないので、大きなレバレッジが「使える」からといって、危険ということにはなりません。
ボラティリティの参考として、ボリンジャーバンドというインディケーターを使用する方法があります。
ボリンジャーバンドとは、過去の値動きを元に、確率的にとり得る値の上限/下限を示したものです。
標準偏差と呼ばれる統計学の考え方を利用しています。
ボリンジャーバンドの説明は、こちらが参考になります。
[新生銀行] 意外と簡単!?「テクニカル分析」講座 – ボリンジャーバンド
下は、SVC證券のSVC Traderでアップルのボリンジャーバンドを表示した所です。
±3σで設定していますが、ほぼバンドに収まっています。
・・・08年12月15日に取り扱いを開始したオリックス証券は、実営業日が1か月ないにもかかわらず、1000口座を獲得した。「FXのスタート時と比べて、4、5倍の勢い。かなり調子がいいです」と明かす。
「これから認知度が上がる商品であり、投資経験のある人が早めに気づいて開設してくれていると思う」(オリックス証券)
CFDの注目度はかなり高いようですね。
FXはすべての通貨が基軸通貨のドルに影響を受けること、通貨は取扱高が巨大かつ効率的な市場であり市場の歪みが見つかる機会が若干少ないのが弱点だと思っています。
多様な商品を扱えるCFDでは、様々なストラテジーを考えることができるのが、面白い所です。
ひょっとすると、必勝の取引機会があるかもしれませんね。
その場合でも許容損失額は30%程度にすることをお勧めします・・・








