2009/02/23
CFDで始める商品取引 (4)
商品の価格形成
商品価格は、どうやって決まる?
一般に、商品価格は以下の3つの要因で決まると言われています。
- 需要と供給
- 地政学リスク
- 投機
一つずつ見ていきましょう。
需要と供給
「商品」は、株式や債券などのペーパー資産とは違い、純然たる「モノ」が存在します。
「商品=モノ」の生産量が減れば価格が上がる。生産量が増えれば価格が下がる。また、消費が増えれば価格が上がる。消費が減れば価格が下がる。
非常にシンプルです。
地政学リスク
一言に「商品」と言っても、その種類は様々です。大きくは、以下の3つに分類されます。
・農作物、およびソフトコモディティ
・貴金属
・エネルギー
商品取引を始める前に、農作物であればどこで生産されるのか?貴金属やエネルギーであればどこで採掘されるのか?ということを頭に入れておきましょう。
コーヒーなら南米が一番の生産地です。また、原油なら中東、ロシアが世界有数の採掘地です。
その国や地域の情勢が不安定になった場合、商品の供給不足に陥る可能性が大きくなり、価格は上昇します。
投機
前述の需給や地政学リスクとは全く関係ないレベルで、投機による価格高騰または下落がおきます。昨年の原油高騰は、投機によるものだと言われています。
投機の代表的なプレイヤーは、ヘッジファンドでしょう。ヘッジファンドの歴史は古く、1949年にアルフレッド ジョーンズが創設したものが世界初のヘッジファンドになります。 90年代は数百だったヘッジファンド数は、現在1万程度存在すると言われています(※サブプライムに由来する金融危機の影響で5000~7000程度に減少するという声もある)。
運用資産は 2兆ドルと言われています。
プレイヤーの次は、市場規模を見てみましょう。
以下、世界株式市場と原油の先物(商品)市場の市場規模の比較です。
世界の株式市場 2800兆円(※1)
原油の先物市場 14兆円(※2)
(※1)2008年末時点の時価総額。2007年末時点では、5400兆円。
(※2)NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)のWTI (West Texas Intermediate)原油先物市場の取引残高。
株式市場からお金が流れ込んだ場合、商品市場の価格形成に大きな影響を及ぼすことが理解出来ると思います。
今回のまとめです。
- 商品価格形成には、大きく 3つの要因(需給、地政学リスク、投機)がある。
- 需給、地政学リスクといった商品としての本質的要因だけでなく、投機が価格形成の大きな要因となることがある。






