2009/11/16
原油、高値で推移
原油市場が、1バレル=78ドル付近と、高値で推移しています。
直近では、10/21のニューヨーク商業取引所で、原油の国際指標である米国産WTI原油先物が、1バレル=82ドルをつけています。
WTI原油先物価格は、こちらから。
原油価格上昇に伴い、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は 10月1日発券分から、国際線の燃油特別付加運賃(サーチャージ)を復活させています。
原油価格上昇の原因の一つは、景気回復への期待の高まりです。
景気が回復すると、原油の需要増が見込まれるため、需要と供給の関係で原油価格が上昇します。
その流れを先取りしようとする投資家の動きが伺えます。
石油輸出国機構(OPEC)も、本日(11/16)発表の月報で、2010年の原油の需要予想を、従来予想から引き上げています。
これで、需要見通しの上方修正は 4ヶ月連続となります。
また、国際エネルギー機関(IEA)や、米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)も同様に、石油需要予想を上方修正しています。
マーケットの不安定要素はまだ拭いきれませんし、金価格上昇は投資家のリスク回避の動きとも言えます。
一方、原油価格の上昇は、投資家の心理状況として、積極的にリスクを取る傾向が段々強まっていると言えるのではないでしょうか。
しかし、現在の原油価格が「実体経済を反映しているか?」という問いに、明確に「YES」と答えられる環境とはまだまだ言えないのも確かです。
現状では、まだまだ「投資家の先取り感」が強いのではないでしょうか。
また、原油価格が上昇しすぎると、それが実体経済の重しとなる、ということも重要な事実です。






